検車場レポート
津村 洸次郎 福岡 101期 |
赤板前から一気に踏み上げた桜井雄太が主導権を取る。前受けから飛び付いた津村洸次郎と追い上げた渡邉豪大で3番手の位置を取り合う。軽快に飛ばす桜井の後位で車間を空けていた金子貴志が最終2コーナーから番手まくり。渡邉をどかして金子に続いた津村が直線で鋭く差し切った。
「あそこの位置にはこだわろうと思ってました。(桜井)雄太が行くだろうから、みんなで取り合いになるかなって。渡邉さんが来たけど、頑張ったら取れました。脚の感触はいいですね。余裕があるからこういう走りができる。金子さんの後ろでも余裕はありました。記念の準決勝はめちゃくちゃ久しぶりです」
番手まくりの金子貴志が2着。レース後は桜井の走りを称えた。
「(桜井)雄太が頑張ってくれました。強いですね。91点の脚じゃない。(10月)豊橋(記念)くらいからいい感じで走っていたのを見ていた。あそこまで頑張ってくれたので。次はワンツーを決めたいですね。自分は思ったより脚は軽いけど、体は付かれている。地区プロでカーボンフレームでもがいてダメージが残っている」
初日に落車した高原仁志が津村を懸命に追って筒井敦史との際どい3着争いを制した。
「結果、いい展開になりました。でも、落車の影響がないわけじゃない。(スタートで)誘導を追いかけたのも最後にボディーブローのように効いてきました」