検車場レポート
飯田 憲司 静岡 96期 |
赤板前に押さえた高田真幸を6番手に置かれることを嫌った小林申太が叩きに出て、両者は激しくもがき合う。打鐘過ぎに小林が叩き合いを制したものの、決着が着くのを待ってたかのように残り1周から脚をタメていた飯田憲司が一気にまくって、追走した川口直人を連れ込み人気に応えた。
「反応が良くなかった。要所、要所での判断がワンテンポ遅れてますね。中6日追い込んで練習をしてきた疲れがあって、開催中に疲れは抜けてきて体は昨日よりよくなってきたけど、まだ反応が。たまたま相手が踏み合ってくれて展開が向いたけどそうじゃなかったらキツかったかな」
叩き合いを制した小林申太は飯田にまくられてからも粘り強く踏み、大竹慎吾の強襲に屈し確定板入りは逃し4着も見せ場は作った。
「引いたらまずい、叩き切った方が7着はないと思っていきました。叩き切れてからはあとは誰もこないでって祈るのみでしたね。最後まで踏み込めていたし、感触が良かった。前回の後から練習時間を長く取れるようになった効果が出てますね」