検車場レポート
竹内 雄作 岐阜 99期 |
竹内雄作にフタをした小原唯志は、赤板で再度踏み込んで先頭に立つ。4番手に黒田淳が入り、単騎の西田大志は中部勢を追わずに6番手。小原が後続を一本棒にして駆ける。最終ホーム手前で竹内が7番手から仕掛けて、黒田も合わせて踏み上げる。竹内は前団の様子を確認しながら、2コーナーから再加速。2センターで黒田に並ぶと、あとは後続を引き離してゴールを駆け抜けた。
「踏み出しは良かったんですけど、そのあとは伸びが足りなかった。黒田さんと合っちゃいました。それでも小原さんがタレてきたのが見えたんで、踏めば伸びるかなと。(来年3月の地元、大垣でのウィナーズカップの出場権の獲得には1着が)1個じゃ全然足りないんで、頑張ります」
4番手をキープした黒田淳は、竹内にのみ込まれたもののソツない組み立てで二次予選をクリアした。
「竹内君より前の位置を取って、竹内君より先に仕掛けるしかないと。あれしかないんで、小原さんのヤル気に期待してました。(三宅)伸さんと決められれば一番良かったけど、中村(敏之輔)君のあおりもあったりしてキツかった。しんどいながらも、近況のなかじゃ動けているのかなって思ってます」
竹内の踏み出しに離れた北野武史だったが、さすがのリカバリー術で3着に入った。
「(竹内が)行くって思ってたところだったのに、あんなに離れた…。ヤバいどうしようって、0.02秒くらいですごく考えた(笑)。なんとかなって良かった。(二次予選をクリアして)まぁ、ヨシとしましょう」