検車場レポート
竹内 智彦 宮城 84期 |
スタートでけん制が入り関東勢が前受に。後ろ攻めから上昇した野村典嗣が打鐘手前で誘導員の後ろに収まると、中団まで追い上げた櫻井正孝が末木浩二ラインにフタをする形から残り一周で一気のスパート。末木が2コーナー手前から巻き返しに出ると自ら外を張って抵抗したが止めきれず、竹内智彦が空いた内を一気に抜け出した。
「俺が持って行こうと思ったら自分で持っていくから。あれじゃ何もできない。仕方ないですよね。自分は10月の松戸記念くらいから腰が良くなってきて、脚の可動域も上がってきて全然違いますね」
2着には櫻井のけん制を乗り越えた末木が入線。
「櫻井さんにフタをされたけど、意外と早めに叩いてくれたので展開が向きましたね。車の出も良かったですね。平塚の前に師匠(志村太賀)と練習できたのが良かったと思う。前回も日に日に良くなっていったので」
櫻井は積極的に仕掛けて自らブロックするなど、健闘したが6着に沈んでしまった。
「後ろの状況は分からなかったけど、来ちゃったから持っていくしかないですよね。前回もそうだけど先行基本の組み立てを考えていたし悪くはなかったけど、味方に内から行かれてしまったらどうしようもないでしょ」