検車場レポート
近藤 隆司 千葉 90期 |
先に切った中村一将の動きを見た近藤隆司は、打鐘で踏み込んで主導権を奪取。持ち前のパワーで別線を沈黙させると、五十嵐力の追撃も振り切って1着。
「やり合うようなメンバーもいないし、早めに行こうと思って。良いスピードで出られて、出てからも落ち付いてペースで行けました。(先行したときは)最後に前を抜くような感じで踏み直しています。2日目の朝の新聞に、全日本(選抜)の特選に自分の名前が載っていて。めっちゃやる気が出ました。ここから1ケ月半、超がんばろうと思いました」
「全力で行ったけど、抜けなかった」とは、2着の五十嵐力。
「僕のアタマで車券を買ってくれたお客さんに申し訳ないです。(近藤は)4コーナーでタレたふりをして、直線で踏み直してくる。普通の選手なら抜けているんですけど、強いんでしょうね。こんりゅう(近藤隆司)が仕上がっているし、脚が違った」