検車場レポート
内村 舞織 福岡 112期 |
内村舞織が会心のレースを披露した。人気を背負った佐藤水菜は初手で6番手に。3番手に位置した大久保花梨が車間を空けて佐藤をけん制すると、正攻法に構えていた内村が残り一周手前から突っ張り主導権。後方から巻き返しを狙った佐藤は大久保に合わされて外々を踏まされる苦しい展開に。合わせて踏んだ大久保の伸びは一息で、内村が両者をまとめて封じた。
「(大久保が)ずっと後ろの佐藤さんを見ていたので。自分のことは見ていなかったので、駆けてしまおうと。キツイはキツイけど、いく勇気って大事ですね。ホームでちょっと踏み過ぎたから4コーナーで脚が残っていなかったけど、佐藤さんはヨコに並んだら強いので、並ばれないように先に踏みました」
決勝進出へ2着以内が条件となっていた大久保はほっと一息。
「佐藤さんがいつもより来るのが遅いなって。いつもならジャン前に来るのに来なかったので車間を空けました。(佐藤に)一度も勝ったことがなかったので緊張しました。でも舞織が強かったですね。調子もそこまで良くなくて車の伸びが足りない感じですね」
苦しい展開を余儀なくされた佐藤は3着まで。
「スタートで失敗してしまって。誘導も早く感じてどうしようかなって。外併走でも楽でしたけど、伸びきれずにゴールした感じですね。もう少し前半のスピードが必要ですね」