検車場レポート
宮下 貴之 埼玉 81期 |
猪俣康一が斬った上を矢口啓一郎が赤板でさらに斬ると打鐘で山本が叩いて主導権。中団の矢口が最終ホームからまくり返すと2コーナーで逃げる山本を飲み込む。好展開を迎えた宮下貴之が抜け出して白星を掴んだ。
「矢口君は凄い。自分の感覚で(最終)ホームで流れが止まっているなって思ったところですぐに行ってくれた。そういうところで仕掛けられるのは凄いし、自分は長年やりたくてもできなかった。本当に彼のおかげ。2コーナーまくりなら差せていないと思う。最後は(後ろの)小島(雅章)のプレッシャーが凄かった(笑)」
矢口啓一郎はホームまくりでラインを上位独占に導いた。
「体の動きが良くないし、ペダリングが乱れていますね。それでもすかさず反応して無理矢理仕掛けられたし、そういう意味では良かったかもしれないが、乗っている感覚がイマイチ。すぐに修正できるものでもないと思うので最終日も我慢して走るしかないですね」