検車場レポート
マシュー グレーツァー 外国 999期 |
平成最後のG3を制したのはグレーツァーだ。青板前に後ろ攻めの森田優弥が上昇して外国勢にフタをするとブフリはフタをされるのを嫌い車を下げる。ブフリは赤板をめがけて一気にスパートすると打鐘で一本棒になり、最終ホームで森田が意を決して仕掛けるも1センターで止まる。番手のグレーツァーが車間を空けて援護すると2コーナー手前で外国勢を追走していた小川真太郎が内へ潜る。グレーツァーは車間を詰める勢いで3コーナーからタテへ踏み込むと後続を振り切って完全優勝を成し遂げた。
「とてもアグレッシブなレースでしたね。風を受けない番手だったけど、追走するのが大変でした。後でレースを見たら小川君がレースをかき乱したね。結果はパーフェクト。勝てて嬉しく思います」
トルーマンは小川に掬われて併走状態になるも耐え切って2着。
「内に(小川が)入ってきたけど、凌げてよかった。3番手のレースは難しかったけど、大丈夫でした。1着を取りたかったけど、2着でハッピー。ブフリはロング先行で良いレースをしてくれた。W杯とかでは敵になる相手と日本ではチームを組めるから楽しいね。日本の競輪が一番好き」
永井清史は前受けから車を下げるとまくり上げて3着に。
「早く動くと相手も早く動いてしまうので、森田君がもう少し遅く動いてくれれば。短走路で3着に届いているので良かったと思う。これで競輪祭の権利も取れたのは嬉しい」