検車場レポート
梅川 風子 東京 112期 |
今年から新設されたガールズフレッシュクイーンを制したのは梅川風子だった。打鐘を過ぎても誰も動かない。6番手の佐藤水菜が残り1周からスパート。前受けからこの後位に収まった梅川が2センターから力強く踏み込んで快勝した。
「突っ張ろうと思って全力で踏んだんですけどね。(佐藤)水菜ちゃんのダッシュがよくて、行かれました。後ろでもうちょっと休みたかったけど、誰か来ると思って、嫌なタイミングだったんですが、踏みました」
これで今年の優勝回数は7回。ハイペースで勝ち星積み重ね、年末のガールズグランプリ出場へ好位置につけている。
「あんまり順位は意識してないです。こういう単発レースができたのは新人にとってはいい目標になると思います。自分の今後の目標は地元の京王閣でまだ優勝したことがないので、優勝したいです」
初手から梅川の後位にいた大久保花梨が終始、前を追いかけて2着に入った。
「いいところに入れました。自分の展開だと思ったんですけどね。あれで差せなかったのは力不足です。梅川さんが強かった。流れ込んだだけなんですけど、それでもラッキーでした」
7連勝中の鈴木美教はうまくレースの流れに乗れずに3着まで。
「やっぱり500(バンク)なんで、スローペースになりましたね。(佐藤)水菜が行くっていうのは頭に入れてたんですが、その時に梅川さんよりも前にいないとダメ。(大久保と)併走になって、脚がいっぱいになりました。周りが見えてなかったです」