検車場レポート
和田 圭 宮城 92期 |
3車の関東勢の先頭を務めた小原唯志が逃げる。佐々木豪はいったん4番手の外で小休止してから、打鐘の4コーナーで再度踏み込む。佐々木が前団をのみ込み、離れながらも山中貴雄が続く。最終1センターで黒田淳に割り込まれた和田圭は、高橋陽介との連結を外して最後方。黒田のまくりに乗った和田は、直線でコースを縫って鮮やかに突き抜けた。
「余裕はありました。最後、伸びたから良かったです。サドルとハンドルをいじって、感じが良くなった。33バンクだからセッティングを変えないとダメですね」
通算3度目のGI出場。ダービーの舞台は初経験の佐々木豪は、一次予選の敗戦を糧に、3日目に続く2着で連対を果たした。
「(吉本)哲郎さんのところが空いてたけど、入るつもりはなかった。ナメるようにいった方が加速するんで、ああやってスピードをもらいにいっただけ。3車だし(関東勢が)メイチ駆けだと思ってたんで意識はしました。みんな前々に踏んでたんで、そこを見極めてと。さすがに初戦は緊張したけど、(2日目から)こんだけ負け戦を走れば慣れました(笑)。(2日目は)初日の負けを引きずってしまったけど、3日目と今日(4日目)は。こういう舞台で誰よりも負けて悔しい思いをしている。だから頑張って太田(竜馬)君、松本(貴治)さんとかに負けないように」