検車場レポート
中村 一将 兵庫 86期 |
6番手から動いた橋本智昭に合わせて、中団から中村一将が上昇。先に誘導員を降ろしてハナに立ち、そこを橋本が押さえて主導権を握る。打鐘の4コーナーからペースを上げた橋本に、中村は最終2コーナー手前から反撃。ライン3車を連れて好スピードで前団に迫ったが、けん制した荻野哲と山口泰生が接触して両者が落車。橋本を2センターでまくり切った中村一将が、後続を突き放して白星を挙げた。
「後ろが転んでいるんで、何ともいえないですね…。冷静には動けたと思います。行くべきところでしっかり仕掛けられれば、良いレースはできると思う。人の後ろのレースでも、自分が前のレースでも、そこは同じだと思うんで」
前を走る荻野が落車した萩谷直正は、直線で橋本を抜いて2着でゴールした。
「(橋本の)踏み出しに集中して、あとは荻野の後輪だけを見て必死でした。(荻野は山口と)引っかかっちゃったみたいですね…。引っかかってなければ、荻野と2、3着だったかな…」