検車場レポート
椎木尾 拓哉 和歌山 93期 |
単騎の簗田一輝が打鐘でいったん前に出るが、2番手に収まった山岸佳太が2センターから踏み込んで主導権を取る。中団を確保していた小川真太郎がまくり上げると、これに合わせて片折亮太も番手から出る。片折の抵抗をねじ伏せた小川を椎木尾拓哉がゴール寸前で逆転。4カ月ぶりの勝ち星を挙げた。
「小川君が頑張ってくれました。めったに連係することはないし、ふだんは敵として戦っているんですけどね。(関東勢の2段駆けを小川が乗り越えるのに)だいぶ脚を使っていたぶん、最後は差せました。久しぶりの1着なんでうれしいです。徐々に感触は良くなってます。来月に宮杯があるので、そこまでにはしっかり仕上げます」
小川真太郎は狙い通りの中団まくりで2着。即席でラインを組んだ椎木尾とワンツーを決めた。
「組み立てはバッチリでした。2段駆けはキツかったけど、なめるように綺麗に回れました。でも、キツかったですね。片折さんがヨコに持って来るような選手だったら行けなかったかもしれないです。今回は良かったですね。記念のほうがレースが流れるんで走りやすい。次は全プロでもっと相手が強いんで、もっと走りやすいと思います」