検車場レポート
野口 裕史 千葉 111期 |
前受けの野口裕史が赤板で上昇した原田研太朗を突っ張ると、原田は車を下げて再度7番手に収まる。先行態勢に入った野口は後位の状況を見ながら打鐘過ぎの4コーナーからペースを上げると、番手の和田の追撃も振り切って堂々の逃げ切り勝利。
「赤板から突っ張って800メートルなら後ろから押さえて880メートルを踏むよりも距離は短いですからね。(新ルールで誘導のペースが速くなり)突っ張りの踏み出しが前よりも楽になった。昨日の方が、踏み出しは良かったけど、展開は違いますからね。最終の3コーナーまで頑張れば、あとはラインの人が何とかしてくれる。僕は一旦そこから休んでいたら、4コーナーで回復して踏み直せましたね。誘導が早い分タイムが出ないし、それならみんな疲れるからそっちの方が良いですね」
和田健太郎は赤板で突っ張った野口を抜けずに強さを称える。
「前受けから突っ張るのは作戦通り。調子は問題ないし、思いっきり抜きにいったけど、野口が踏み直して、強くて抜けなかった。本当に強いですね。ラインの3人で決まったから80点以上でしょう」