検車場レポート
南 潤 和歌山 111期 |
初日、2日目とシンガリに沈んでいた南潤が、3日目にしてようやく持ち前の先行力を発揮。躍動感のある走りで風を切って、別線を完封した。
「9、9着してるんで、失うものはないから」と南は、主導権取りに迷いはなかった。金子哲大を赤板2コーナー手前で押さえると、そのまま自分のペースを保って、山中秀将のまくりを不発に追いやった。
「(来る前の)練習の感じはすごい良かった。(練習みたいに)決まったところからモガくようならスピードが出せる。初日、2日目も人に合わせるようなところがあったので、今日(3日目)は自分のタイミングで行った。(別線を)気にせずひとりで走ってた気分。ただ、練習が良すぎたのか、そのスピードまで乗せたい気持ちがあるんで、力んでしまう部分もある」
南に付けた三谷将太は、半車身まで詰めたところがゴール。
「向かい風と追い風がはっきりしてたから、(南は)踏むところがわかりやすかったんじゃないですか。1000メートル走らせたら、日本一(全プロ競技大会で1位)ですからね」