検車場レポート
諸橋 愛 新潟 79期 |
後ろ攻めの稲垣裕之が赤板過ぎに誘導を切ると、2コーナー前で渡邉雄太が押さえて先頭に踊り出る。渡邉は後続の状況を確認しながら、4コーナーからペースアップ。中団にいた稲垣は山田庸平に掬われて7番手まで戻されてしまう。これで渡邉のペース駆けになり、車間を空けて援護した諸橋愛が余裕で抜け出す。
「初日に刺激が入って、感覚が研ぎ澄まされていた。誰がきても止めるつもりだったけど、その必要もなかったね。ホームで駆けていた時にビリビリしてきたから、これはもうこれないなと。(渡邉)雄太も自信を持って駆けているし、巧く決まって良かった」
藤原憲征が諸橋に続き2着で準決へ。57周年覇者は意外にも久々の準決勝進出。
「渡邉君のおかげですよ。安部さんも固めてくれましたからね。安部さんもいたから早めに踏んだけど諸橋さんを抜けなかったですね。(記念の)前の制度でも(地元記念の)準決勝には乗っていないので良いキッカケになれば」