検車場レポート
竹内 智彦 宮城 84期 |
嶋津拓弥、中村一将が切った上を門田凌が叩いて打鐘から主導権。素早く巻き返しを狙った嶋津であったが吉岡篤志が懸命にブロック。それでも外併走でへばりつく嶋津を3コーナーで持ち上げると、竹内智彦が空いた内へと潜り込み直線で突き抜けた。
「出は良くなかったけど嶋津君は頑張ってくれてたから。売り切れるまでは待とうと思っていたら(岡部に)入ってこられてきつかった。もう外じゃ間に合わないと思ったから、内しかないって狙っていました。でもセッティングがしっくりきていないからこのままじゃ準決は厳しい。もう少しフィットするように調整します」
地元の吉岡を背に力の限りを尽くした門田は検車場に引き揚げて来るなり倒れ込む。
「きつかったですね。風も強いし重かった。出切るのにも脚を使わされました。でも吉岡さんがブロックしてくれているのが見えたから2人で決めたかったですね。(先月の)25日に鎖骨のプレートを抜いたので今回は復帰戦のつもりですけど、違和感なく走れていると思う。準決はこれで2回目ですね」
岡部は3着で惜しくも準決進出を逃した。
「前の状況が全然分からなくて、バックを踏めずにそのまま入ってしまった。竹ちゃんには悪いことした。最後に踏んでくれたけどもう一杯でしたね…」