検車場レポート
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和田 健太郎 千葉 87期 |
3番手に入った簗田一輝は前と車間が空いて関東勢が2車で飛ばすが、後方から巻き返した佐々木豪に和田健太郎がスイッチすると、巧みに車間を詰めて前の動きを見極め、ゴール前は武田豊樹と佐々木の間を突っ込んだ。
「簗田君はケガ明けの状態でレースを組み立ててくれ。後ろから『一車!』の声がかかり、佐々木君が一人で言ったので、そこは追わせてもらった。後は番手にいた武田さんが必ず仕事をするので、その動きに合わせてどうコースを取るかでしたね。補充の参加は久しぶりだったけど、特に問題なく入れたと思います」
二次予選Bの敗退でグランプリ出場権が絶望的となり、悔し涙を流した菅田壱道(10、11月はあっせんが止まるため)は、展開の不利もあり後方へ置かれたが、直線は怒涛の凄い勢いで伸びて2着。
「簗田君と前の車間が空いて、久米(良)君も降りてきたりで苦しい展開だった。ただ、武田さんは凄い仕事をするので、真後ろにいるより、一つ後ろのほうが動きやすい。最後は外を踏んで、空いたコースを突っ込んでやろうと」