検車場レポート
森山 智徳 熊本 98期 |
赤板1センターでじわりと押さえ出た本多哲也がペースを握るが、打鐘の3コーナーで7番手の酒井雄多が反撃に出る。中団にいた山田庸平は、出切った酒井ラインに素早く反応。その上をあっさり山田がまくり切って、森山智徳が差し切った。
「(山田は)さすがですね。俺もあれぐらい(俊敏に)行ければ点数も上がるんでしょうけど。自分はなにもやってない。山田君のおかげですね」
今シリーズが3カ月ぶりだった山田庸平が、ラインでのワンツーを振り返る。
「(今は)何回も脚を使って仕掛けられるような脚じゃない。一発溜めて仕掛けようと。レースでしっかり仕掛けていくのが、脚が一番戻るかと。やっぱり練習よりレース。それに勝るものはない」