検車場レポート
太刀川 一成 千葉 100期 |
緑川修平が赤板の2コーナー手前で前田義和を押さえて主導権を握る。単騎の青井賢治が4番手に続いて、5番手に前田、工藤文彦は7番手で打鐘。徐々にスピードを上げて行く緑川に、工藤は最終1コーナーから反撃に出るが、前田も合わせてまくり出す。さらに、バックからは柏木伸介が番手まくりを放って別線を合わせ切って直線へ。最後は絶好の展開となった太刀川一成が鋭く伸びて白星を挙げた。
「連日、緑川は一人の競走だったから、もっと競輪っぽいことをしようってことで、ラインを組みました。強いのは知っていたので。(工藤の仕掛けを気にして)ちょっと早掛けになってしまったから、もうちょっと落ち着いて走れば良かったかもしれないですね。(自分自身は)余裕はありました。落車明けで不安もあったんですけど、3日目と最終日は良かったので、次につながったかなとは思います」
最終バックから番手まくりに出た柏木伸介は3着でゴールした。
「(緑川の)やる気スイッチを上手く押して。強いのは知っているので、それを生かすのも番手、3番手の仕事ですからね。スイッチが入れば、すごい良い選手なのに。僕はやっぱり2着に入らないといけなかった。今期は6年ぶりのS級ですけど、毎回確定板には乗れているし、そこそこやれているのかなと思います」