検車場レポート
齋藤 宗徳 千葉 100期 |
赤板過ぎで齋藤宗徳が前受けの酒井雄多を押さえて主導権を握る。打鐘で9番手になった単騎の宗景祐樹は、前々に踏んで番手の川口直人の外まで上昇。逃げる齋藤に対し、酒井は最終ホームから反撃に出たが、車の出は悪く、ペース駆けで最後まで踏み切った齋藤が力強く押し切った。
「ペース配分もできたし、タイミング良く踏み上げれたと思います。一番強い酒井君を後ろにできたし、先行するつもりだったので。バックでスピードにも乗って、脚を溜められました。コロナの期間にしっかり練習ができたので、それが出始めていますね。来期はA級なんですけど、この1着は気持ち的にも大きいです」
単騎で攻めた宗景祐樹は、川口から番手を奪取して2着に入った。
「酒井君がカマシになったら、付いて行くのは厳しいかなと思って、行けるところまで踏みました。せっかく踏んだのにバックは踏みたくないと思ったら、番手まで行ってましたね。流れの中でああなりました。今日(最終日)みたいなタイミングだと、付いていくことができるけど、今の若い子は強いから、そこをどうにかしていかないと」