検車場レポート
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井上 昌己 長崎 86期 |
切って出た畑段嵐士の上を林慶次郎が出て主導権。林はそのまま後続を一本棒にしてペースを上げる。打鐘の4コーナーから7番手の吉田拓矢が反撃。井上昌己は別線のスピードを見極めて、番手まくりで通算400勝を飾った。
「畑段君も(自分たちの後ろの)あの位置が欲しい感じがあったし、4車だと思ってやりました。(吉田の)踏み出しが(林と)合った感じだったんで、スピード的にはなんとかなるかと。ただ、接触してブレーキがかかった。でも、そのあと流れていったんで、感じは悪くないと思います。400勝はうれしいし、また1勝ずつ頑張ります。思い出のレースは(14年の地元)佐世保記念。(菅原)晃、(中川)誠一郎、荒井(崇博)さんの4人で並んで優勝した佐世保記念ですね」
一度は外にはずした畑段嵐士が、井上に付け直して流れ込んだ。
「展開的には予想通りでした。(3番手を取って)自分は脚に余裕がなかったんで、ビビッてしまった。それじゃダメ。走ったら思ったより進まなかった」