検車場レポート
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椎木尾 拓哉 和歌山 93期 |
後ろ攻めの近藤隆司は中団の大西貴晃にフタしてから、打鐘で椎木尾拓哉を叩いて先行態勢に入る。しかし、山田幸司が椎木尾にさばかれて、近藤の番手は椎木尾で最終回へ入る。近藤がハイペースで逃げて、絶好の展開で4コーナーを回った椎木尾は、直線で鋭く伸びて白星を挙げた。
「飛びつきもありで、何でもやろうと思っていました。(番手を)取り切ってからは、レースは見えていました。まくれたら良かったですけど、(近藤は)踏み直していたので。地元が付いてくれているから、早めに踏みたかったんですけどね。感触は悪くないです」
援軍を失った近藤隆司だったが、なんとか3着に粘った。
「中団が九州勢だったら、フタをしてから行こうと思っていました。今日(11月7日)は母親の誕生日なんで、ここに入る前に3日目は1着を取ってくるって言っていたので悔しいですね。(椎木尾が)後ろに入っていることは全く気づいてなかったです。後ろを見る余裕はあったら、自分でブロックするくらい行ってれば良かったかもしれないです」