検車場レポート
武藤 龍生 埼玉 98期 |
後ろ攻めから切った元砂勇雪を赤板前に大石剣士が押さえて先行策を取る。前受けから7番手まで下げた松本貴治は打鐘前から強引に巻き返すが、元砂も最終ホームから合わせて踏み上げる。これを張った和田に、元砂、小倉竜二が接触して3名が落車のアクシデント。バック過ぎに松本が大石をねじ伏せるが、スイッチした武藤龍生がゴール寸前で逆転した。
「(大石が)すごくいい先行をしてくれました。ホームで松本君が来て、元砂君と踏み合う感じになって危ない予感がしたので、構えていました。落車を避けられて運が良かったです。松本君が行ってしまったので、中井(太祐)君を張りながら踏みました。苦しい中でも差し切れているので、状態はいいと思います」
ロングまくりの松本貴治は2着。1月の地元記念に続き、記念連覇に王手をかけた。
「前受けになったので、引いてタイミングだけ逃さないようにと思ってました。あとは力勝負しようと。上手く下りを使って行けたけど、前もかかっていたので、出はそんなに良くなかったですね。落車もありましたけど、出切れたのは良かったです。踏み続けた感じも悪くなかったです」