検車場レポート
古性 優作 大阪 100期 |
【古性優作(1着)】
「(今年のGⅠ)決勝に全部乗れて3つ獲れているけど、今年の最初はそんなにできると思っていなくてビックリです。(前回の)久留米の時はどうしようもなくて、村上義弘さんにアドバイスをいただいた。それで「はっ」ときてそれを意識して練習した。今日のレースも教えてもらったことが自分なりにできたかな。(今回は)コンディションで迷ったけど、もっと良くなるようにやってきて決勝のアップ前に乗り方を思い出しました。今日が圧倒的に良かった。(村上氏のアドバイスは)乗り方と、間合いのことですね。(レースは)もしかしたら一番後ろになるかと思っていたので、犬伏君がこなかったのは想定外でした。(レースは)想定外のことが多かったです。まさか、あそこを取れるとは思っていなくて、あとは犬伏君と小松崎さんを見てどういう判断をするかでした。先に切る予定もあったけど、レースは生き物なので冷静に走れた。4日間の中で一番冷静に走れて一番良かった。(踏み込んだ感触は)踏み出し前の周回中から感触が良くて『これなら』って。(賞金が2億を超えたが)史上最高額を目指したいですね。(GⅠを年間4勝すると記録になるが)したいですね。今回、優勝しても満足していない。その気持ちがあれば、まだまだ戦えるのかなって。(グランドスラムは)グランプリを含めたグランドスラムをしたい。(競輪学校時代に)滝澤校長には『ダブルグランドスラムをしろ』と言われていたので、高すぎる目標を設定した方がいいところにいけるのかな。2月が一番良くて、3月も踏みごたえがあったが、そこからなくなってきて、周りに助けてもらって(初日に落車した)宮記念杯を優勝できた。記念、GⅠで優勝を獲れたのはいいが、目標はもっと高いところ、もっと、もっと高いところを目指してやっている。脚力も横の動きも、精神的にも強くないと、自分の目指しているところにはいけない。(今回は)状態が上がる前に優勝できたのは自信になるけど、もっと状態が上がる自信もある。いろいろ噛み合ってGⅠは獲れるけど、勝てる確率を少しでも上げられるように頑張るだけ」
【佐藤慎太郎(2着)】
「犬伏がバーンと行ったら、3番手の勝負もできたが、それは大地に任せていた。〝小松崎大地〟は本当にいい走りをしてくれた。犬伏のまくりが見えて、どう止めようかと思っていた時に古性もきて対応ができなかった。苦しまぎれに(南)修二のところにいったが対応しきれなかったです。自分としては最善のことはできたかな。〝小松崎大地〟がいい選手だというのを再確認できました。俺も勝ちたいけど、大地に取って欲しい。(GPへ)賞金の上積みができました。『あと、どれくらい上位で走れるかわからない』って言いながら、走れているので、いけるところまでいきたい」
【渡部幸訓(3着)】
「内を締めておくのが3番手の仕事。3番手をかためさせてもらうことで、その仕事をこなせるようになってきたという実感がある。今開催はラインのおかげだし、自力選手の頑張りで恵まれました。(佐藤)慎太郎さんにくらいついていたので、3着というのはわからなかった。初のGⅠ決勝で表彰台はデキ過ぎ。競輪人生で(GⅠ決勝に乗れて)満足していたところもありましたが。これはラインのおかげ。自分の力よりもラインの力。(今後は)初心に返って一戦、一戦、コツコツやっていきたい」