男女合わせて6名がゴールデンキャップ獲得 ~第119回・120回選手候補生第2回記録会~

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ゴールデンキャップを獲得した6候補生(左から吉川、木村、北井、志田、渡口、山根)。写真提供=Takenori WAKO

 日本競輪選手養成所第119回(男子)、第120回選手候補生(女子)の第2回記録会が8月31日~9月2日に同養成所で行われた。記録会では、第119回生の北井佑季(神奈川)、志田龍星(岐阜)、山根将太(岡山)、木村皆斗(茨城)、渡口勝成(山口)の5名がゴールデンキャップを獲得した。木村は2回連続での獲得となる。なお、北井のタイムは、200mFD=10秒94、400mFD=22秒50、1㎞TT=1分07秒25、3㎞TT=3分45秒46。90年1月27日生まれの30歳で、14年のサッカーJ2リーグで準優勝の実績がある。志田のタイムは、200mFD=10秒95、400mFD=22秒48、1㎞TT=1分06秒17、3㎞TT=3分47秒91。97年10月14日生まれの22歳で、19年の国体1㎞RTT2位の実績がある。山根のタイムは、200mFD=10秒82、400mFD=22秒10、1㎞TT=1分04秒99、3㎞TT=3分43秒51。97年7月9日生まれの23歳で、19年の学生選手権スプリントで1位の実績がある。木村は01年8月22日の19歳。19年全国高等学校総合体育大会スクラッチで1位の実績がある。渡口のタイムは、200mFD=11秒00、400mFD=22秒80、1㎞TT=1分07秒56、3㎞TT=3分48秒67。97年7月9日生まれの23歳で、18年の学生選手権スクラッチで5位の実績がある。
 また、第120回生では吉川美穂(和歌山)が2回連続となるゴールデンキャップを獲得した。吉川のタイムは、200mFD=11秒95、400mFD=25秒23、500mTT=36秒16、2㎞TT=2分37秒73。吉川は93年1月15日生まれの27歳。トラックレース中距離の強化指定選手Bに所属し、19年アジア選手権チームパシュートで銀メダルを獲得するなど競技の世界で活躍してきた。
 なお、昨年度までは第1回記録会(入所直後期)または第2回記録会(中間期)においてゴールデンキャップを獲得した者を早期卒業者に選定してきたが、本年度より選定の基準が次の通り、一部改正されている(5月27日付)。

 早期卒業生は、デビュー直後から多くの注目を集め、非常に高い次元での競走を行うことが求められます。そこで、輩出した早期卒業生2名(寺崎浩平、菊池岳仁)のデータ等を基に制度を見直すこととし、「日本競輪選手養成所選手候補生の養成期間の短縮(早期卒業)に関する規則」の一部改正を以下の通り行いました。
〇主な改正内容
(1)早期卒業候補生の選定基準について、従来のゴールデンキャップ獲得に加え、男女の独走タイム基準を新たに制定するとともに早期卒業に対する意欲等を選手候補生本人への意思確認を行うこととした
(2)競走実技訓練における基準について、旧規定では最終周回バックストレッチを先頭で通過した回数を基に適否を決定していたが、これを当養成所が目指す先行力重視の目的を実現するために最終周回に入るホームストレッチ及び最終周回バックストレッチを先頭で通過した回数を基に適否を決定することとした。
(3)競走実技訓練における基準について、デビュー後、早期卒業生に求められるより高い次元でのレースの期待に応えられるよう女子では勝率及び三連対率だったものを勝率及び二連対率にすることとした。

権田浩一記者

2020年9月3日 11時59分

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