初参戦の福永大智が完全V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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福永大智
チャンピオンホイールを掲げる福永大智
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福永大智
優勝賞金は堅実に貯金するようだ
会心の逃げ切りを決める

 7月23日(土)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」セカンドクォーター ラウンド7の決勝戦が行われ、福永大智(大阪・113期)が初参戦ながらも圧巻の逃げ切りを決めて初優勝を果たした。

 レースは残り3周でぺーサーが退避したが、誰も仕掛けずスローペースになった。5コースの福永が残り2周で後方から一気に仕掛けて先頭に出ると、そのままどんどん加速していき後続を突き放し、最後は鈴木の猛追を振り切り先頭でゴール板を駆け抜けた。今シリーズは「体調不良であまり練習ができてなくて、走ってみないとわからない」と半信半疑の状態でタイムトライアルに臨んだが、全体1位の数値をマークして一気に優勝候補の最有力になった。その後は好回転のまくりや鋭い差し切りを決めて連勝で勝ち上がったが、連日仕掛けが遅いことに反省を示していた。決勝後のインタビューでは「最後は駆けるだけ駆けようと思っていた。出切ってからは自分なりのペースで踏めた。今回は自分が思っている以上に上出来だった。このいい流れを競輪にも繋げていきたい」と今シリーズを振り返ってくれた。次回は地元の岸和田で行われるGⅢ(大阪・関西万博協賛競輪用)に出走予定で、勢いに乗る若武者の活躍に注目だ。

髙野航記者

2022年7月23日 20時33分

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