望月一成が差し切って白星発進 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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望月一成
修正を誓う
勝利するも内容を反省

 10月17日(月)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」サードクォーター ラウンド6の一次予選が行われた。1Rには望月一成が1番車で出走し、厳しい展開から鋭く差し切って白星発進を決めた。

 レースは残り3周半で志智俊夫が4コースから動いてインを切った。そこを中野真吾が叩き、さらにその上を山口幸太郎が叩いて先行態勢に入った。1コースの望月は4番手に置かれて厳しい展開になったが、冷静に脚をためて志智のまくりに乗り、G寸前で捕らえて差し切りを決めた。

 前回は決勝進出を果たすも、力を出し切れずに終わった望月。今回はその悔しさを胸に秘めて臨むシリーズだ。

 「前回(決勝)は本当悔しかった。優勝が頭にちらついて大事にいってしまった。気付いたら後ろが仕掛けてきて、被ってしまった。家に帰ってからも悔しさがあふれてきた。今回は練習でも重いギアを踏めているし、調子はいい方だと思う。前回の反省を生かして、悔いが残らないように走りたい」。

 雪辱を誓い一次予選に臨んで白星スタートを切ったが、本人は納得のいっていない様子だった。
 「突っ張る気持ちもあったけど、やっぱり消極的になってしまう。合わせられたらどうしようと思って気持ちの弱さがでてしまった。ポイントにも余裕はできたし、ナイト(二次予選)はモチベーションを上げるためにも、しっかり動いて決勝につながる1着を取りたい」

 過去には優勝経験もある望月。PIST6での実績は十分なだけに、強い気持ちを持って今シリーズを戦い抜ければ、2度目の優勝を果たすシーンもありそうだ。

髙野航記者

2022年10月17日 14時22分

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