2度目のVへ好発進

　4月18日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド2の1次予選が行われた。1Rには優勝経験者の望月一成が出走し、残り1周からのスパートを決めて好スタートを切った。
　
　レースは残り3周でペーサーが退避し、後方から張野幸聖が進出を開始。残り2周半を過ぎた辺りで前を押さえると、冨尾享平もその動きを追って、望月は4番手でレースを進める。張野がそのまま先行体勢に入り隊列は一本棒のまま残り1周を迎えて、望月がスパートを開始。残り半周で張野を捕らえると、最後は終始追走した市本隆司を振り切り、先頭でゴール線を駆け抜けた。

　「張野君が勢い良く行ったから、少し見過ぎてしまった。コースも前の方だったし、自分から動く必要がなくて脚を溜められた。残り1周で詰まってきたし、そのタイミングで行った。タイムトライアルで体と自転車がマッチした感触があって、レースも感触は良かった。前回は決勝で中島（詩音）君に負けたし、今回は借りを返せるように。まずは決勝に上がって強い人を全員倒したい」
　
　一時は伸び悩む時期もあり低迷していたが、積極的な競走を続けて復活の兆しを見せている。「悪い時は脱して、成績も良くなってきた」と壁を乗り越え、今シリーズをきっかけにしてさらなる弾みを付ける。

• 選手詳細データ

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  望月一成 選手静岡・111期