堀江省吾がまくり切って完全V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

photo-55900
4Vの両者を撃破(左・根田空史、中・堀江省吾、右・伊藤信)
photo-55901
堀江省吾
2022年を最高の結果で締めくくる
大物食いを果たす

 『PIST6 Championship 2022-23』4th Quarter ラウンド5は、12月31日(土)に最終日が行われた。
 決勝にはV実績を持つ3名が順当に勝ち上がり三つ巴の様相を呈していたが、唯一のA級選手である堀江省吾が3番手確保からのまくりで完全優勝を果たした。これが1st Quarter ラウンド5以来の優勝で自身3度目のタイトル獲得となった。2着には根田空史が逃げ粘り、3着にはまくった伊藤信が入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から堀江省吾-伊藤信-根田空史-大西祐-佐伯翔-伊勢崎彰大。残り4周を過ぎて伊勢崎が動きを開始して、根田の後位で外併走をするかたちになった。その後は残り3周でペーサーが退避しても各選手の動きはなく、残り2周半で根田がスパートを開始。堀江は根田と伊勢崎を迎え入れて3番手を確保。脚を溜めて残り1周で車を外に持ち出すと力強くまくり上げて、逃げる根田をゴール前で捕らえた。

 「4Vの実績がある先輩を抑えて優勝することができて嬉しい。4月の優勝以来から決勝に上がってもずっと優勝できていなかったし本当に良かった。(決勝を振り返って)弱気ではあるけど先行勝負したら厳しいと思っていたし、流れを見て巧く3番手に嵌れたのは良かった。脚も溜められたし、いい踏み出しでいけたので届くかなと思った。今年を締めくくる意味でも来年に繋げる意味でもいいレースになった。競輪では来々期からS級に上がるので、しっかりS級戦でも戦えるように力を付けていきたい」
 
 PIST6最多の4Vを誇る根田空史と伊藤信の両者を撃破と、ポテンシャルの高さを見せ付けた堀江。これからもさらなる成長を遂げて競輪とPIST6の両輪で活躍を続ける。

髙野航記者

2022年12月31日 21時23分

開催情報

ページトップへ