堀江省吾が力の違いを見せつけV12達成 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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表彰台で記念撮影(左から藤岡隆治、堀江省吾、神田龍)
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堀江省吾
PIST6オリジナルプレートを掲げる
自身の持つ最多優勝記録を更新

 PIST6 2024 7月 第2戦は7月12日(金)に最終日が開催された。決勝戦には20代から50代までの幅広い年齢層の選手が勝ち上がり、多彩なメンバーが顔を揃えた。実力者同士により行われた一戦は、堀江省吾が豪快なカマシで圧倒してみせた。これでPIST6での優勝を12として自身が持つ最多優勝回数を更新した。2着には終始追走した藤岡隆治が続き、後方からまくり上げた神田龍が3着に入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から小嶋敬二-大森光明-神田龍-堀江省吾-藤岡隆治-坪内恒。レースは残り3周でペーサーが退避すると1コーナー過ぎに坪内が内へもぐる。堀江は動じることなく3コーナー過ぎに始動すると圧巻のスピードで正攻法から踏み上げていた小嶋に襲いかかり2コーナーで出切る。初手から追っていた藤岡はピタリと追うもその他4名を置き去りにする形で最終ホームを通過。最後までスピードは緩むことなく堂々たる走りでゴールした。

 「待ちすぎても小嶋さんに駆けられてしまうし、どうなっても(残り2周前の)4コーナーの下りを使って仕掛けようと思っていた。出切ってからは後ろの影は見えたので、誰かが付いてきていると思ったけど、できるかぎりをと思って踏んでいった。(決勝戦を)走ってみたら今節の4走の中で一番良かったと思う。準決勝では初めて(中島)詩音と対戦してシビれましたね。後はもう少しハロンを上げられればカッコいいと思う。今のままじゃダメだけど、また河端(朋之)さんと対戦する時のために、自分が出る時は優勝記録を伸ばしていきたい」

 タイムトライアルでは棚瀬義大、坪内恒に次ぐ3位に甘んじたが、準決勝では同期の中島詩音をねじ伏せてみせるなど、いざレースとなると最多優勝回数を保持している力をまざまざとライバルたちに見せつけた。PIST6ではこれからさらに優勝回数を伸ばしていきそうだが、現行競輪への相乗効果も期待したいところだ。

髙野航記者

2024年7月12日 21時06分

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