2連続完全Vを目指す

　1月7日（土）～8日（日）にかけて、TIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」フォースクォーター ラウンド6が開催される。
　注目はオリンピアンの中川誠一郎。2回目の参戦となった前回は圧巻のスピードを披露して完全Vと力を示した。前検日に行われたタイムトライアルでも全体1位で通過し幸先の良いスタートを切った。

　落車による怪我の影響でまだ本調子ではない中川だが、指定練習前には明るい表情を見せていた。
　「鎖骨と肋骨を骨折して選手人生の中でも3本の指に入るぐらいの怪我だった。まだ調子は戻り切っていないけど8割ぐらいのデキにはある。前回の平塚でも良い兆しはあったし、段々と噛み合ってきた感じ。試せるところは試して力を出し切る」

　タイムトライアルでは全選手が気温の低下で思うようなタイムが出ずに苦しむ中、中川は唯一の10秒3台を叩き出して力を証明した。
　「70点ぐらいかな。10秒2、3ぐらいでればいいと思ったけど、予想より重く感じた。とりあえず力を出し切るだけだし、後はどれぐらい結果が付いてくるか」

　PIST6は昨年の4月以来で満を持しての参戦。底力は抜けているだけに、本調子ではなくとも優勝に一番近いのはこの男だ。

主なタイムトライアルの結果は以下の通り。
1位　中川 誠一郎　10秒362
2位　早坂 秀悟　　10秒497
3位　栗田 万生　　10秒592
4位　真船 圭一郎　10秒629
5位　白岩 大助　　10秒692
6位　内藤 宣彦　　10秒702

• 選手詳細データ

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  中川誠一郎 選手熊本・85期