最多タイの6Vを目指す

　8月21日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド17の1次予選が行われた。1Rには5度の優勝経験がある伊藤信が出走し、残り1周半からのロングスパートで力の違いを見せ付けた。
　
　レースは残り3周でペーサーが退避すると、5コースの藤井昭吾が進出を開始し、その動きに合わせて2コースの小野大介がインを切る。藤井は残り2周半を過ぎた辺りで小野を叩くとそのまま先行態勢に入る。伊藤は5番手で脚を溜めると、残り1周半で一気にスパートを開始。残り半周で逃げる藤井を捕らえると、そのまま加速して後続を突き放し先頭でゴール線を駆け抜けた。　
　
　「反応が遅いしモヤモヤする。踏んでもスカッている感じ。藤井君も流してペースだったし、判断自体は良かったと思う。今回は不安しかないけど、とりあえず一着を取れて良かった。ナイトも油断しないで走って、準決に備えたい。(今回から新フレームで)ハンドルを手前に詰めたけけど、元々のフレームとサイズが違うので、スポーツバイクとハーレーぐらいの差がある。これ以上は部品を換えるしかないので、今回はしょうがない。微調整でどうにか対応する」

　前回の決勝は河端朋之に敗れ準Vと悔し涙を飲んだけに、今節でリベンジを果たして最多タイの6V達成を目指す。

• 選手詳細データ

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  伊藤信 選手大阪・92期