堀江省吾が自身の持つ最多V記録を更新 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

photo-70122
若手機動型対決を制す(写真左から藤井侑吾、堀江省吾、村田瑞季)
photo-70123
堀江省吾
多彩な戦法を駆使して完全V
4連勝で7度目のV

 PIST6 2023 ラウンド18は、9月12日(火)に最終日が行われた。決勝戦には3名の選手が無傷で勝ち上がり、若手機動型が多数顔を揃えた。ハイスピードバトルが繰り広げられたなか、残り半周からまくり気味に追い込んだ堀江省吾が完全優勝を飾った。2着には藤井侑吾が逃げ粘り、堀江を追走した村田瑞季が3着に入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から佐藤啓斗-荒川達郎-藤井侑吾-堀江省吾-前反祐一郎-村田瑞季。レースは残り3周でペーサーが退避すると村田がインを切って、堀江がその上を押さえる。後方となった荒川が残り2周で巻き返すと、その動きを追走した藤井がスパートを開始して最終主導権を奪う。堀江は藤井に切り替えると残り半周からまくり気味に追い込んで先頭でゴール線を駆け抜けた。

 「今日は脚が重い感じがあったけど、何とか優勝できてうれしい。(決勝戦を振り返って)村田君の動きが想定外で思ったより早く先頭に立ってしまった。その後は冷静に組み立てることができて、荒川君と藤井君が踏み合っていたので絶好だと思っていたけど、出切ってからの藤井さんのカカりが凄くて、最後まで捕らえられるかはわからなかった。(今シリーズを振り返って)ハロンのタイムも良かったし、初日はいい感じで踏めました。準決はあまり感じがよくなくて、そのなかで決勝に臨んだけど結果を出せて良かった。優勝はできたけどまだ力不足を感じます」

 前回のPIST6 2023 ラウンド13に続き連続Vを飾り、自身の持つ最多優勝記録を塗り替えて7V(通算)を達成。現行競輪では今期からS級へと戦いの舞台を移して着実に成長を遂げており、次回は9月29日から開催される京王閣F1シリーズに出走予定。師匠の柿澤大貴と同あっ旋のシリーズで、気合十分の走りを見せてくれることだろう。

髙野航記者

2023年9月12日 21時18分

開催情報

ページトップへ