激戦を突破して6度目の頂点を目指す

　12月19日～20日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023 ラウンド29が開催される。中心は5度の優勝経験がある中島詩音。高い機動力を武器にPIST6を席巻しており、強豪が揃う今シリーズでも優勝候補の最有力。実績次ぐ山田義彦が対抗格で、安定感ある競走で逆転を狙う。その他にも完全Vの経験がある安倍大成やポテンシャル高い岸田剛といった若手機動型が参戦し激戦の様相を呈している。

　18日の前検日にはタイムトライアルが行われて、中島が10秒421を叩き出して全体2位で通過した。
　「PIST6はかなり久々ですね。ハロンのタイムはそこまで良くなかったけど、感じは悪くなかった。地区プロもあってカーボンフレームにも乗っていたし違和感もなかったです。ここ最近は競輪でもいい走りができていると思う。周りが強すぎて以前は焦っていた部分があるけど、今は駆けるタイミングとかもわかってきて冷静に走れるようになった。10月の寛仁親王牌を走れて超一の人達と戦えたことも大きい。みんなバケモノでしたけど。今年最後のPIST6だし、いい終わり方で競輪の方につなげていければ」
　
　今回は5ヶ月ぶりのPIST6参戦となるが、過去の実績を考えれば久々の250バンクも問題なくこなす可能性が高い。近況は現行競輪でも気配も良く、6度目のPIST6制覇を果たすシーンは十分だ。

• 選手詳細データ

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  中島詩音 選手山梨・119期