S級戦士を降して白星をつかみ取る

　5月25日（土）にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2024 5月 第4戦の初日が行われた。1Rには伸び盛りの関東のホープ・加藤将武（埼玉・121期）が登場。残り1周半からのスパートでS級戦士らをねじ伏せて白星スタートを飾った。

　レースは残り3周でペーサーが退避しても各選手の動きはなく、4コースだった谷口力也が残り2周半で先頭の三谷政史を押える。谷口を追走していた木村直隆は三谷に飛び付かれ外併走となると、そのまま逃げる谷口を叩きに出る。残り1周半手前に木村が先頭に立つも、木村の仕掛けに乗っていた加藤が一気にスパート。残り1周では木村を捕らえると、そのまま後続を突き放し先頭でゴール線を駆け抜けた。

　「誰も動かなければ、自分から動いてそのまま駆けようと思っていた。前が動いてやりやすくなってくれましたね。いい感じで踏めたし、最後も踏み直しが効いた。やっぱり勝てると楽しい。勝負できる状態にはあると思うし、今回は決勝に乗りたい。メンバー的にも今節はチャンスだと思うし、初優勝も狙っていきたいですね。まずは次の2次予選も連勝でしっかり勝ち上がりのポイントを稼ぎたい」

　前場所の小田原では優出を果たすもまくり不発に終わり、「前回の現行競輪の決勝は反省点だらけ」と前検日に悔しい表情を浮かべていた。「ここまでは疲れを残さず順調に練習してきました」とコンディション面は万全で、前節の悔しさをぶつける積極的な走りで連勝を狙う。

• 選手詳細データ

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  加藤将武 選手埼玉・121期