岩井芯が豪快なまくりで連続V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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岩井芯
19歳のルーキーが連続V(左から菊地圭、岩井芯、鈴木伸之)
好スパートを決めて完全優勝を飾った

 PIST6 2024 10月 第1戦は10月6日(日)に最終日が開催された。
 決勝戦には棚瀬義大、岩井芯の2名が無傷の3連勝で勝ち上がりを決めて、19歳の若手から40代のベテランまで幅広い年齢層の6名が顔を揃えた。大混戦の一戦は、残り1周半からの好スパートを決めた岩井芯が2度目の優勝を完全Vで飾った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から岩井芯-菊地圭-鈴木伸之-鈴木浩太-棚瀬義大-竹村勇祐。レースは残り3周半から最後方の竹村がゆっくりと上昇。残り3周で誘導員が退避し竹村が先頭に立つも、鈴木浩がすかさず前に出て、棚瀬が更にその上を叩いて先頭に躍り出る。棚瀬は後方の動きを警戒しながら残り2周付近からペースを上げていく。残り1周半で4番手から岩井芯がスパート。岩井はじわじわとまくり上げていって残り半周で棚瀬を捕えると、そのまま後続の追撃を振り切って1着でゴールした。

 「残り2周で仕掛けようとしたけど、棚瀬(義大)さんがハイピッチだったので、残り1周半からの仕掛けになった。踏み出してからは棚瀬さんの先行がカカっていたけれど、思っていたよりも自分も車が進みました。最後は後ろの状況はわからず踏んでいたのでなんとか押し切れた。(完全優勝は)デキすぎで自分でもビックリしている。あまり自信を持ちすぎてもダメなので、強い気持ちを持って走っていきたい」

 前回の9月 第1節では初参戦ということもあり、予選、準決勝では未勝利であったものの、今シリーズでは前回の経験を生かして予選は逃げ切りで連勝。準決勝、決勝では鮮やかなまくりを連発し、無傷の4連勝で2度目の栄冠を手にした。潜在能力高い19歳のルーキーで、今後のPIST6でも優勝を積み重ねていきそうだ。

中田真弘記者

2024年10月6日 21時25分

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