原田翔真が混戦を制して初V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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原田翔真
14度目の参戦で悲願の初V(左から小玉拓真、原田翔真、栗山和樹)
自身の25歳のバースデーに初V達成

 PIST6 2024 10月 第2戦は10月10日(木)に最終日が開催された。
 決勝戦には今井希、小玉拓真の2名が無傷の3連勝で勝ち上がりを決めて、20代の若手を中心に、30代、40代のベテランまで個性豊かな6名が顔を揃えた。実力拮抗の一戦は、好位置キープから鋭いまくりを決めた原田翔真が初優勝を飾った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から依田翔大-原田翔真-今井希-深澤伸介-小玉拓真-栗山和樹。レースは残り3周手前から原田が後方の動きをしきりに警戒する。残り3周で誘導員が退避しペースが緩むと、小玉が内を突いて3番手に上昇。残り2周半過ぎに原田が仕掛けようとするも、依田が突っ張って応戦する。原田は2番手に入って態勢を立て直す。残り1周半で依田が一気にペースを上げていく。原田は前との車間を空けて最終2コーナー付近からまくりを開始。2センターで先頭の依田をのみ込むと、後続の追撃を振り切って1着でゴールした。

 「(決勝戦は)自分のスタイルを貫いて後ろの仕掛けに合わせて出ていこうと思ったけど、依田(翔大)さんが踏んだので一旦戻る形になった。依田さんも駆けてくれたので、車間を取りながら後ろに抜かれないようにトップスピードが出る感じで仕掛けた。(依田に)突っ張られたのだけがプラン外だった。優勝はゴールするまで分からなかった。(次走の和歌山)そこを目標に練習してきたので、稲毛(知也)さんとも一緒だし、ワンツーできるように切磋琢磨していきたい」

 今節はタイムトライアルを2位で通過すると、1次予選を快勝。しかし2次予選3着、準決勝2着と白星を手にすることはできなかったが、決勝戦では自身の25歳の誕生日に悲願の初優勝を飾った。現行競輪でも今年2度の優勝があり、近況はPIST6、現行競輪の双方で成績は右肩上がりであった。この優勝をきっかけに現行競輪でも更なる相乗効果を期待できそうだ。

中田真弘記者

2024年10月10日 21時22分

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