1月13日開催の京王閣FIIミッドナイト最終日第8レース・チャレンジ決勝に出走した末廣快理（兵庫・121期）が、2コーナーまくりで快勝した。この優勝で末廣は、12月松戸FIIミッドナイト、1月名古屋FIIミッドナイトに続き3場所連続での完全優勝を達成し14日付けで2班への特別昇班を果たした。
　京王閣の決勝は、この新着ニュース欄でも既報の通り、同期の近谷涼（富山）との実質二分戦。12月大垣FIIで最初の特別昇班に挑んだ時は治田知也（新潟）に強引に押さえられた上を小西晴己（三重）が叩いて先行する展開で内に詰まって3着に終っていただけに、今度は勝ちにこだわった。前受けの近谷がセオリー通り突っ張り先行に出ると、ブーメランして4番手に戻った末廣は冷静に反撃の機会を待つ。末廣の後続はモツれ、さらに単騎の山城光央が内を掬って並び掛けてくるが、気にすることなく自分のタイミングでまくり発進。近谷の番手で車間を切ってけん制する坂元洋行（三重）を乗り越え、直線半ばでは近谷もねじ伏せてみせた。

　在所成績15位で卒業した末廣は高校、大学と自転車競技で活躍した逸材。先行勝負を心掛けてきて本格デビュー後は決勝で惜敗が目立っていたが、11月松阪FIIミッドナイトで2度目の優勝を果たすと一気に波に乗った。“ダッシュとトップスピード”は師匠の石口慶多が太鼓判を押し、末廣本人も自信を持つ。1・2班戦の舞台でも止まることなく旋風を巻き起こそう。

• 選手詳細データ

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  末廣快理 選手兵庫・121期