焦らず力を付ける保田浩輔 ~取手競輪場~

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保田浩輔
競走は内容重視だがもちろんV最有力だ
後々で強くなれば

 9日から取手競輪場で行われているモーニング開催は2日目を終了しメーンの第7レースでは今シリーズV候補筆頭の保田浩輔(岡山・123期)が逃げ切りで連勝を決めた決勝に進出した。

 準決は前受けからの突っ張り先行。途中、切り替え内に切り込んだ山城光央(静岡・64期)が3番手に絡む場面があったが、番手の龍門慎太郎(岡山・96期)とワンツーを決めた。「初日の反省を生かせたしやれている。軽く感じました」と話し決勝に向けても手ごたえは十分だ。

 保田は前回の向日町決勝で先行し2着。向日町決勝も勝っていれば今回の取手では特別昇班を狙える位置にいたが、前検日には「内容重視の競走」を話していた。それは何故だろうか。

「同期で先に特別昇班をした人に、僕は乗り遅れた。だから内容を重視して。もし僕も特別昇班をしていたら、気持ちは違ったかも。今は焦らず、遠回りになるけど時間をかけて後々で強くなれば。決勝はもちろん勝てれば良いですけど」。

 決勝は3分戦。「別線の動きもあるし、行けるところから。自分のレースをして龍門さんとワンツーを目指します」。保田にとっては遠回りの道かもしれない。それでも全ては自分のため。力を付け頭角を現す時が楽しみだ。

木村貴宏記者

2023年11月10日 17時10分

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