遠藤拓巳が特別昇班を達成 ~武雄モーニング~

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遠藤拓巳
同期を力でねじ伏せて特班達成
在所ナンバーワンが特別昇班

 10月19日に開催最終日が行われた武雄FIIモーニングの第10レース・チャレンジ決勝に出走した遠藤拓巳(香川・125期)が単騎で力強くまくり優勝を果たした。これで遠藤は9月熊本FIIモーニング、久留米FIIナイターに続き3場所連続での完全優勝を達成してA級2班への特別昇班を決めた。

 レースは赤板手前で藤井優希が瀧川幸広を押さえて先頭に出るが、打鐘前から瀧川がスパート。叩かれた藤井が3番手に入り、遠藤は一旦4番手に収まる。最終ホーム過ぎから3番手の藤井が仕掛けるが、佐藤大地のけん制を受けてスピードが鈍る。遠藤は藤井の動きに乗りながら1センター過ぎからまくり上げて、3コーナーで先頭を飲み込む。直線では自らまくり上げた佐藤の追撃を振り切って1着でゴールした。

 「なんとか特別昇班を決められて良かったです。(決勝戦は)単騎だったんで力出し切ることを考えて走りました。余裕はあって冷静に仕掛けられたかなと思います。(目標は)今開催はまくりが多くなってしまってまだまだ上では通用する内容ではないと思うので、もっとしっかり自信が持って挑めるように練習していきたいと思います」

 養成所では卒記チャンプですでにS級に特進した森田一郎(埼玉・125期)を上回り、在所成績1位を獲得した好素材だ。本格デビュー後の3場所はなかなか成績を出せずにいたが、9月熊本で初優勝を3連勝で決めると、その後は無傷で3場所連続完全優勝を果たした。

長野由香記者

2024年10月19日 16時10分

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