ルーキーシリーズ2024が開幕 ~富山競輪~

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遠藤拓巳
在所1位の意地を見せる
第一弾は男女共に在所1位が登場

 5月3日(金)から『ルーキーシリーズ2024』が富山競輪場で開幕する。125期は遠藤拓巳(125期・香川)、126期は仲澤春香(福井・126期)と、男女はどちらも在所1位が登場する。

 遠藤は、養成所在所中の競走訓練で33勝をマーク。勝負所を見極めた仕掛けで、勝ち星を積み重ねた。前検日には緊張した面持ちで、競輪場入りした。
 「緊張していますけど、練習をしっかりしてきたので大丈夫です。訓練ではバックを取る事は意識していたけど、勝つことを念頭に置いて走っていました。(ルーキーシリーズは)単騎ばっかりで、訓練の延長みたいな展開になると思う。自分はしっかり勝てる位置から、勝てる仕掛けをしたいです。競技を長いことやっていたので、位置取りとか、仕掛けるタイミングとかは得意なんです。気負い過ぎずに走りたい」

 また、女子の仲澤は、在所1位に加えて卒記クイーンの肩書も併せ持つ。自転車競技未経験で養成所入りしたが、その高い素質が認められて、今回生で唯一HPⅮ教場にも選ばれた逸材だ。現在は伊豆に拠点を移してナショナルチームと共に練習に励んでいる。
 「卒業して2週間は福井に帰ってたんですけど、その後はナショナルで練習してました。まだ自分は練習生みたいな感じなんですけど、やっぱり他の方々のレベルが違いすぎて、いろいろな課題が見つかりました。まだ自分は脚力のベースが足りない。あとは、力だけで踏んでるので、もっとお腹で踏むというか、リラックスして走ることも大事だと教わりました。(ルーキーシリーズは)初めてお客さんにお金をかけていただくレースになるので、しっかり力を出し切りたい。あまり気負い過ぎずに、焦り過ぎずに、自分がいけるタイミングで仕掛けたいです」

 未来の競輪界の中心となるダイヤの原石たち。その第一歩を、見逃すな。

熊谷洋祐記者

2024年5月2日 19時31分

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