細かい部分を突き詰める西村剛 ~取手競輪場~

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西村剛
課題を突き詰めながら一歩ずつ力を付ける
新潟食料農業大学から一人目の競輪選手

 取手競輪場では明日の22日からチャレンジ戦のモーニング7『オッズパーク杯』が行われます。ここでは、徐々に力を付けてきている西村剛(新潟・125期)にスポットを当ててみた。

 競輪選手の大学出身と言えば、あの大学出身かぁと聞くことはあるが、西村の新潟食料農業大学は異例かもしれない。
聞くと「新潟食料農業大学が自転車に力を入れ始めて、自分が(自転車部の)一期生。競輪選手になったのは(新潟食料農業大学から)僕が初めてです。僕の期は2人しかいなかったけど、卒業する頃には(部員が)3、40人になっていました」。
手に職を付けようと思っていた西村は無事に競輪選手になったが、デビューからは苦戦する日々。決勝進出は9月地元で走った弥彦しかない。

 前回の佐世保に関しては「スタートで脚を使ってしまったし、末を欠いてしまった。細かい部分を補えれば。前々で勝負できるように」とまだまだ突き詰める部分はありそうだが、逆に言えば伸びしろがあるとも言える。
師匠の佐藤政利(新潟・91期)からは「力を出すように」と言われており、課題を少しずつクリアできればこれからの飛躍も十分だろう。

 何より新潟食料農業大学の自転車部の生徒が西村を見ているに違いない。西村は先駆者としてまずは明日の予選競走に挑む。

木村貴宏記者

2024年11月21日 17時35分

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