中川誠一郎は清水裕友に託す! ~寛仁親王牌決勝戦~

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中川誠一郎
準決は大ガマシで押し切った

 「村上(義弘)さんか、平原(康多)が切ったら、自分が行ってみようかなって。一番いい形だった」と、逃げ切りを振り返ったのは、中川誠一郎。
 『第28回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(G1)』の3日目の準決で大ガマシを披露した中川が、不惑とは思えぬポテンシャルをまざまざと別線に見せつけた。踏み出しに離れながらも園田匠が3着に踏ん張って、九州ラインはともに決勝進出を決めた。
 「悩みましたよ。(園田)匠もいるし、自分でやってもいいかなって。気持ち的には半々くらいだった。でも、(清水裕友が自分の方に)来てくれたんでね。今後のことも考えて(付くことにした)」
 決勝で清水の番手を選んだ中川は、「(清水の番手は)からまれる可能性は半分以上あるでしょ(笑)」と、リスクも承知の上だが、リラックスムードには変わりない。2月全日本選抜、6月高松宮記念杯に次ぐ今年3度目のG1制覇も気負いのない、いつものスタイルで臨む。

竹内祥郎記者

2019年10月14日 19時55分

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