南関コンビがV争いをリード ~宇都宮ミッドナイト~

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原田亮太
長走路でも持ち前の先行力を発揮
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中村隆生
近況良好。地元でVは譲れない

 4月4日からの宇都宮ミッドナイトは、古屋琢晶が率いる関東勢、太田将成、佐藤愼太郎の北勢も侮れないが、原田亮太、眞原健一の南関コンビがV争いの軸になる。南関の2人は直前の3月川崎ミッドナイトでも連係したばかり。決勝は実力S級中堅以上の伊東翔貴にねじ伏せられてしまったが、原田が今度こそ敵の反撃は許さない。失格点があって来期もA級の原田だが、その先行力はS級でも通用するレベルだ。中村浩士の弟子で、岩本俊介や根田空史ら輪界トップレベルの機動型との練習で鍛えられ着実に成長している。「練習は、松戸でのバンク練習と、低酸素トレーニング、あとは街道練習の3本柱。なので、ダッシュとか、持久力とかいろんな面で脚力は総合的に上がっていると思う。様々な展開に対応できるようになっている」と以前話していたが、昨年4月の特班から3度の逃げ切りVが示す通りの実力。ここもダッシュ良く主導権を奪って別線を完封しよう。

 チャレンジは、V量産中の地元・中村隆生が主役の座を譲らない。2月立川での特班は達成できなかったものの、V量産体制に入っており近況は上々。直近4カ月の決まり手の85%が逃げという積極的なレースで、鈴木龍之介と地元ワンツー決着を目指す。
 「特班は本当に意識していなかったので、もう気にしてないです。脚的には地脚なのでこれからも先行をメインに戦っていきたいですね。練習は眞杉匠(113期)さんや隅田洋介(107期)さんとやらせてもらっている。ここも自分のレースをしてしっかり踏み切れればと思う」
 当所は昨年12月のミッドナイトを走って112着。タイヤ差で優勝を逃す悔しい結果だっただけに、今回は取りこぼせない。

権田浩一記者

2021年4月4日 13時12分

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