ホームバンクで完全Ｖ

　4月7日（水）から小倉競輪場で行われているF2ミッドナイトの最終日第8レースでチャレンジ決勝が行われ、地元の吉田勇気（福岡・117期）が3連勝で初優勝を成し遂げた。
　レースは後ろ攻めの大中拓磨が赤板過ぎに切って先頭に立つと吉田勇気が大中ラインに付いていき中団で内藤久文と併走状態になる。最終ホーム手前から大中がペースを上げるも2コーナーで吉田が外併走から一気にまくると後続を突き放してゴールした。

　「内藤君は下げると思っていたし、先輩たちもあの形になれば、下げるだろうって話でした。下げなかったから、作戦にはなかったけど、ここままでいいやと。後は自分のタイミングで。踏んだ瞬間にもらったと思った」とレースを振り返った。「ここでデビューして初戦で落車して骨折したのが響いてましたね。それがなければ最初から今回の初日、2日目みたいなレースができていたと思う。それでもしっかりと先行で頑張ってきた甲斐がありました。ホッとしたし、良い思い出になりましたね。弟弟子が帰ってきて、スピード練習をしていたのが生きました。まくりは一発なので、先行より楽ですね（笑）。これからも先行で力をつけていきたいですね」と不遇を乗り越えての初優勝に笑顔が弾けた。「次走は松戸です。初めての短走路ですけど、先行でやっている分、すんなりと馴染めると思う」と次走は19日（月）から松戸で行われるF2戦に参戦。勢いをつけて東日本に乗り込むだけに3日間、目を離せない。

• 選手詳細データ

• 
  吉田勇気 選手福岡・117期