今年最後のルーキーS決勝 ~和歌山競輪場~

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山口真未
思い切った仕掛けで優勝をつかみ取った
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犬伏湧也
力の違いで9連勝を遂げてチャレンジへ
山口真が初優勝 犬伏湧は3場所連続完全V

 静岡からスタートした119、120期による「競輪ルーキーシリーズ2021」の最終シリーズの決勝が、和歌山競輪場で6月6日に行われた。波乱となった120期は、在所4位の山口真未(静岡)が、大ガマシでひとり旅。シリーズ3場所目にして初優勝を飾った。また、119期は在所ナンバーワンの犬伏湧也(徳島)が、静岡、名古屋に続いて完全V。負け知らずの9連勝で力の違いを見せた。

【山口 真未(次回は7月20日からの伊東F2)】
 「(仕掛けた)タイミングも良く、展開も良かった。思い切り行けて良かったです。(ルーキーシリーズの)最後だったんで思い切り行くって決めていた。(後ろは)どうなっているのかわからなかったけど、自分の持ち味はダッシュなんで上げていこうと。初日、2日目の予選は出し切れていないところもあったんで、最終日は出し切れて良かった。本命を背負ってた2人(内野艶和と吉川美穂)よりもだいぶ楽にできたけど、強いメンバーでの1着は自信になりました。自分も予選からしっかりと出し切れるようにメンタルを鍛えていかないと」

【犬伏 湧也(次回は7月14日からの小松島F2)】
 「もう(3車併走で)ああなったら変にこだわるよりも下がってと思った。そこから踏み出していけた。ただ、前が山根(将太)君と志田(龍星)君だった。志田君の後ろが空いてたんで、そこに入ってからまた踏んでいきました。(デビュー場所の)静岡だったら、無理やり行こうとしていたと思う。長い距離を踏む練習をしてるので、ああやって冷静にできた。(9連勝は)そこまで意識はしてなかった。勝てる時は勝てるし、あんまり意識をしすぎると緊張するんで。(7月からのチャレンジでは)いままで以上の力を発揮できるように、島川(将貴)さん、(小川)真太郎さんに鍛えてもらいます」

竹内祥郎記者

2021年6月6日 17時51分

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