松山競輪開設75周年『金亀杯争覇戦』が開幕 ~松山競輪~

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犬伏湧也
初日特選は地元の松本貴治の前回り
競輪祭準Vの犬伏湧也が登場

 松山競輪開設75周年大阪・関西万博協賛『金亀杯争覇戦』が12月5日(木)から開幕する。競輪祭後の開催とあって、欠場者が相次いだが、それでも初日特選12レースには豪華な顔ぶれがそろった。競輪祭で準Vの犬伏湧也(徳島・119期)は、新たな気持ちで初日を迎える。

 競輪祭決勝は、脇本雄太に及ばずの準V。あらためて、決勝戦を振り返った。

 「まず、誘導との間合いの取り方にミスがあって、寺崎(浩平)さんを突っ張れなかった。なので、一旦引いて整えてから行こうと。ジャンで寺崎さんが駆けたんで、脇本さんが番手から出る前に行こうと思って、ホームから行きました。脇本さんがタレれば、優勝のチャンスがあったけど、脇本さんが強かったです」

 脇本との着差は、1車身差。決勝2着の賞金を加算しても、競輪祭終了時点での犬伏の賞金ランキングは10位だった。今年1年の積み重ねと、1車身の差が、グランプリ出場への差だった。

 「ちょっとの差だったかもしれないけど、壁は高かったです。着差以上に、タイトルの壁を感じました。自分もレベルを上げていかないとと思いました。それと、今年は前半戦が良くなかった。前半戦で結果を残していれば、もっとグランプリが近かったと思う。来年は最初から、結果を残すことを意識したいです」

 落ち込む暇もなく、次の戦いは始まっている。犬伏にとって、今年最後の競走を良い形で締めくくり、来年へと弾みを付ける。

熊谷洋祐記者

2024年12月4日 17時33分

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