トラック競技支援競輪の決勝進出者が決定 ~松山競輪場~

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町田太我
菊池岳仁(写真左)、町田太我(写真右)がお互いの健闘を誓い合う
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鈴木美教
初の4日制シリーズ参戦で今年6度目の優勝を狙う
最終日は男女とも激戦模様のファイナル

 競輪界初のリレーG3開催は6月12日に3日目が行われた。ナイターのG3シリーズ「第13回国際自転車トラック競技支援競輪」は男女ともに準決勝が争われ、決勝進出者が決定した。男子の決勝戦は13日の最終12レースで争われる。注目の並びは以下の通り。

①菊池岳仁-⑥金子幸央-⑧相川永伍

②久米康平-⑨近藤龍徳

③町田太我-④吉永好宏

⑦坂本貴史-⑤齋藤登志信

 117期の2人はそろって3着で優出。町田太我(広島・117期)は「今シリーズの楽しみのひとつだった」と菊池との対決を心待ちにしている。
 「菊池君とは同級生。デビューしてからの対戦は初めてだし、一緒のレースを走れるのはうれしいですね。養成所の時はとにかく強くて負けっぱなし。1度も勝ってないですね。菊池君は早期卒業したし、いつも刺激をもらっています。力勝負をして、2人でいいレースを見せられれば。勝ちにこだわらずに、内容にこだわって走ります」

 菊池岳仁(長野・117期)は未勝利ながら3日間、先行勝負でG3初優出。町田に対してライバル心を燃やしている。
 「決勝戦で対戦することを楽しみにしてました。強い町田君に負けないように、しっかり力を出し切ります。とにかく出し惜しみだけはしないようにします」
 将来の競輪界を背負って立つ若武者2人の先行バトルは必見だ。

 ガールズケイリンは準決勝2個レースが争われ、決勝メンバー7名が決定した。シリーズ3連勝で勝ち上がったのは佐藤水菜(神奈川・114期)と鈴木美教(静岡・112期)の2人。人気は佐藤になりそうだが、鈴木も気持ちでは負けていない。
 「初めての4日制で準決勝は緊張したけど、冷静に走れたと思います。あと1日なので、気を引き締めて。決勝の人気は(佐藤)水菜ちゃんになりそうですね。でも他にも動ける選手がたくさんいるので、勝負どころでしっかり仕掛けられれば。3日間の自分の枠を考えると、決勝は外枠を予想してました。今回は追加の身なので、7番車でいいです。流れはとてもいいので、その流れを殺さないようにしたいです」

 最終日の13日は男女ともいよいよ決勝戦。昼は福井、夜は松山でリレーG3開催をお楽しみください。

笠原裕明記者

2021年6月12日 23時59分

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