競技との“二刀流”へ新村譲が奮起 ~大宮競輪場~

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新村穣
確かな手応えを得て準決勝へ臨む
重要視した気持ちの切り替えに成功

 大宮競輪場で行われているF2ガールズシリーズは9月24日(金)に開催初日を迎えた。
 10レースでは新村譲(119期・神奈川)が土田栄二との力勝負を制し、最後は伊藤彰規に差されたものの神奈川ワンツーで1番人気に応えた。

 新村はトラック中距離種目ナショナルチームメンバーの一員で、競技と競輪の二刀流選手。チャレンジを9連勝で突破し119期一番乗りで特別昇班を果たした。昇班初戦の向日町で優勝と幸先良かったが、前回の9月静岡では決勝進出どころか未勝利で終わった。「前回は競技活動の直後で、追加なのもあって準備ができず。見ての通り脚力が足りていなかった。今回は反省を踏まえて、しっかりと調整してきたから自分らしい走りができたと思う」と立て直しに成功した様子。
 「ダメな走りをしたレースから、すぐに次のレースを迎えるのこの職業。前回はうまくできなかったので今回こそはと調整してきた。ダメだった時にどこを修正していけば良くなるか、調整できるようになれば上で長く戦える」と課題に挙げた修正力が、結果がともなったことで自信が出たようだ。「同期がもうS級にいってしまったが、遜色ない力を持っていきたい」と焦ることなく着実に競輪で戦う力を付けて上を目指す。

 25日に行われる開催2日目は最終12レースに登場。前回は勝ち上がれなかった、準決勝突破を目指して集中を高め臨む。

角田祐馬記者

2021年9月24日 18時00分

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