犬伏湧也が圧巻のまくり ~青森競輪場~

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犬伏湧也
圧巻のまくりで人気に応えた
同期対決では負けなし

 9月26日(日)、青森競輪開設71周年みちのく記念競輪の最終日6レースに『競輪ルーキーシリーズ2021プラス』が行われ、犬伏湧也(徳島・119期)が圧巻のまくりで優勝。前評判通りの強さを見せつけた。
 
 「後方になるとは思っていたが、しっかり行けるところから攻めていこうと。みんなが前々にいったので、あせらずに後ろから攻めていこうと。(前が)遠いなと思ったが、踏み込んだ時に軽くて進んでくれた」と、道中では最後方に置かれる場面もあったが、自慢のスピードで前団をのみ込んだ。

 「(展開は)想定内だったので、あとは自分の脚がどこまで通用するか。上杉君(A級1、2班で)は6連勝をしている。そういう選手に勝てたのは自信になった。青森は重いと聞いていたし、そのイメージだったけど、タイムも出ていたし良かった」と同期対決で確かな手応えをつかんだ。本格デビュー前に行われたルーキーシリーズから同期を相手に一度も負けたことがなく、養成所で1位を獲得した実力をあらためて見せ付けた。

 今後の目標については「今の状態が良いのかな。この調子で(S級特別昇級へ)9連勝をしたい。師匠(阿竹智史)と一緒に走りたいっていうのがあるので。そこが目標です。とりあえずS級になるのが第一。そこは変わらずにひたむきに頑張りたい」と、S級に上がり師匠との連係を熱望している。A級では包囲網を敷かれて2回の取りこぼしはあったが、順調にいけば、そう遠くない未来に実現することは間違いない。師匠の阿竹や大師匠の小倉竜二も連係を心待ちにしているはずだ。




小山裕哉記者

2021年9月26日 15時05分

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